
予算2万円以下おすすめヘッドフォン・イヤホン
公開: 2025年2月1日|更新: 2026年3月7日
初めてのワイヤレスヘッドフォン・イヤホン選びや、セカンド機としても最適な 2万円以下のおすすめ製品をご紹介します。価格以上の価値がある製品を厳選しました。
2万円以下でも驚くほど進化した最近の事情
「安いヘッドフォンなんて所詮それなり」――そんな常識は、もう過去のものになりました。
ここ数年で1万円前後のワイヤレスヘッドフォン・イヤホンは劇的に進化しています。 かつてはフラグシップモデルにしか搭載されなかったノイズキャンセリングや アプリでのイコライザー調整が、エントリーモデルにも降りてくるようになりました。 What Hi-Fi?が「エントリー価格でこの性能は信じがたい」とWF-C700Nを評したように、 価格と性能のギャップは年々縮まっています。
背景にあるのは、半導体技術の進歩です。Sonyの統合プロセッサーV1がWH-CH720Nに搭載されたことで、 かつて3万円台の製品に使われていたNC処理チップが1万円台のモデルでも使えるようになりました。 JBLもハイブリッドNC技術をTUNEシリーズに展開し、1万円前後でしっかりとした ノイズキャンセリング体験を提供しています。
また、バッテリー技術も進化しています。Sony WH-CH520は5千円前後ながら 50時間という驚異的なバッテリー持ちを実現。数年前のフラグシップモデル WH-1000XM3の30時間を大きく上回っています。
つまり、今の2万円以下の製品は、数年前の3〜4万円クラスの性能を 持っていると言っても過言ではありません。
予算別に見る「何ができるか」
2万円以下の価格帯を4つに分けて、それぞれで手に入る機能と製品を見ていきましょう。
5,000円以下 ― 入門機としては十分すぎる時代
この価格帯で注目したいのがSony WH-CH520です。5千円前後という価格ながら、 50時間のバッテリー持ち、専用アプリ「Headphones Connect」でのイコライザー調整、 360 Reality Audio対応と、数年前なら1万円クラスの機能を備えています。 NC非搭載ですが、静かな環境で音楽を楽しむ分には十分。 SoundGuysも「この価格帯では最もおすすめできるヘッドフォンの一つ」と評価しています。
ただし、この価格帯ではNC搭載モデルはほぼありません。 対応コーデックもSBC/AACが基本で、高音質コーデックは期待しにくいのが現状です。
5,000〜10,000円 ― NC搭載モデルが登場する価格帯
この価格帯に入ると、選択肢がぐっと広がります。 Sony WF-C700Nは1万円前後でNCを搭載し、What Hi-Fi?から2年連続Product of the Yearを 受賞した実力派。DSEE(音質補正技術)やマルチポイント接続にも対応しており、 エントリーモデルとは思えない充実ぶりです。
ヘッドフォンならSony WH-CH720Nが人気です。192gという軽量設計に 統合プロセッサーV1を搭載し、NC性能はかつてのWH-1000XM4に近いレベル。 What Hi-Fi?は4つ星の評価を与えています。35時間のバッテリー持ちも魅力的です。
JBLのTUNEシリーズもこの価格帯で存在感を示しています。 JBL特有のパワフルな低音と、ハイブリッドNCの組み合わせは、 ポップスやロック、EDMを楽しむ方にぴったりです。
10,000〜15,000円 ― コスパ最強ゾーン
この価格帯は「1万円台前半で、ここまでできるのか」と驚く製品が揃っています。 JBL TUNE 770NCは70時間という圧倒的なバッテリー持ちとハイブリッドNCを搭載。 セール時には1万円前後まで下がることもあり、コスパは抜群です。
また、aptXやLDAC対応のモデルも出てくる価格帯で、 Androidユーザーなら高音質コーデックの恩恵を受けられます。 装着感にこだわった製品も増え、長時間の通勤でも快適に使えるモデルが見つかります。
15,000〜20,000円 ― 型落ちフラグシップが射程に入る
この価格帯の最大の魅力は、型落ちフラグシップモデルが手の届く範囲に入ってくること。 たとえばSony WH-1000XM4は新品でも2万円を切ることがあり、 中古なら16,000円前後で手に入ります。 1〜2世代前のフラグシップは、NC性能も音質も現行エントリーモデルを大きく上回るため、 「型落ちを狙う」という選択肢は非常に賢い買い方です。
JBL LIVE BEAM 3もこの価格帯で注目の製品。LDAC対応に加え、 スマートケースでタッチ操作ができる便利な機能を搭載しています。 セール時には1.5万円前後まで下がることもあります。
ヘッドフォンとイヤホン、どちらを選ぶ?
予算が限られているときほど、この選択は重要になってきます。 それぞれの特徴を踏まえて、自分のライフスタイルに合った方を選びましょう。
ヘッドフォンの強み
ヘッドフォンの最大のアドバンテージは、大型ドライバーによる豊かな音です。 30mm〜40mmクラスのドライバーを搭載するヘッドフォンは、 イヤホンの6〜12mmドライバーと比べて、低音の厚みや音場の広さで有利です。 SoundGuysの比較テストでも、同価格帯のヘッドフォンとイヤホンでは ヘッドフォンの方が全体的にフラットな周波数特性を示す傾向がありました。
NC性能もヘッドフォンが有利です。耳を完全に覆う構造(パッシブアイソレーション)と ANCの相乗効果で、より高いノイズ低減を実現できます。 バッテリー持ちも長く、WH-CH720Nの35時間やJBL TUNE 770NCの70時間など、 1週間充電なしで使えるモデルもあります。
一方で、かさばるため持ち運びには不向き。夏場は蒸れやすく、 髪型が崩れやすいというデメリットもあります。
イヤホンの強み
イヤホンの最大の魅力はコンパクトさ。充電ケースごとポケットに収まるため、 毎日の通勤・通学には圧倒的に便利です。 また、同価格帯ではイヤホンの方が機能が充実している傾向があります。 たとえばSony WF-C700Nは1万円前後でNC・マルチポイント・DSEE対応と、 同価格のヘッドフォンにはない機能を盛り込んでいます。
運動時にも使いやすく、IPX4程度の防水性能を持つ製品が多いのも特徴です。 ただし、バッテリー持ちはヘッドフォンより短く(本体5〜8時間が一般的)、 小さいだけに紛失リスクも高くなります。
結論: ライフスタイルで決めよう
持ち運びやすさを重視するならイヤホン、音質・NC性能・バッテリー持ちを 重視するならヘッドフォンがおすすめです。 予算に余裕があれば、自宅用にヘッドフォン、外出用にイヤホンという 使い分けも理想的です。
おすすめヘッドフォン(エントリーモデル)
2万円以下で買えるヘッドフォンの中から、特におすすめの2機種をご紹介します。 どちらもSony製品ですが、NC搭載の有無で価格帯が異なるため、 自分の優先順位に合わせて選んでみてください。
おすすめイヤホン
2万円以下のイヤホンで最も注目すべき1台をご紹介します。 NC搭載でこの価格帯、コストパフォーマンスは圧倒的です。
JBLという選択肢
JBLはハーマンインターナショナル傘下のブランドで、 プロ用スピーカーやスタジアム音響で培った技術を民生機にも活かしています。 「ハーマンターゲットカーブ」と呼ばれる音響研究に基づいたチューニングは、 多くの人が「心地よい」と感じる音を科学的に追求したもの。 特に低音がしっかりと出るパワフルなサウンドが特徴で、 ポップス、ロック、EDM、ヒップホップなどを楽しむ方に人気があります。
コスパの良さもJBLの大きな魅力です。TUNEシリーズはNC搭載ながら手頃な価格で、 セール時にはさらにお得に手に入ります。 LIVE BEAM 3はLDAC対応でスマートケースまで搭載しながら、 実売で1.5〜2万円前後と、フラグシップの半額以下で入手可能です。
SoundGuysは「JBLのエントリーモデルは価格を考えると驚くほどよくできている」 と評価しており、初めてのワイヤレスヘッドフォン・イヤホンとしても安心して選べます。
型落ちフラグシップという裏技
2万円以下で最も「性能の高い」製品を手に入れる方法、 それは型落ちフラグシップモデルを狙うことです。
WH-1000XM4 中古 vs WH-CH720N 新品
たとえば、Sony WH-1000XM4は中古で16,000円前後、新品でも2万円を切ることがあります。 一方、WH-CH720Nは新品で15,000円前後。ほぼ同じ予算で「2世代前のフラグシップ」か 「現行エントリーモデル」かを選べるわけです。
RTINGSの比較データを見ると、WH-1000XM4はNC性能でWH-CH720Nを明確に上回っています。 30mmドライバーの音質も、フラグシップらしい解像度と厚みがあります。 LDAC対応なのでAndroidユーザーならハイレゾ相当の音質も楽しめます。
ただし、WH-1000XM4は中古の場合バッテリー劣化の可能性があること、 WH-CH720Nは新品なのでメーカー保証があり192gの軽さは通勤に快適、 という違いがあります。
判断のポイント
NC性能・音質を最優先するなら型落ちフラグシップ、 軽さ・保証・安心感を重視するなら現行エントリーモデルがおすすめです。 型落ちフラグシップを新品で手に入れたい場合は、 本サイトの価格推移グラフでセール時の底値をチェックしてみてください。
セール・値下がり情報の活用
予算内でより良い製品を手に入れるには、買い時を見極めることが重要です。 ヘッドフォン・イヤホンの価格は年間を通じて変動しており、 タイミング次第で数千円の差が出ることも珍しくありません。
狙い目のタイミング
新製品発売後は旧モデルが最も大きく値下がりするチャンスです。 たとえばWH-1000XM6が発売されたタイミングでXM5は大幅に値下がりしました。 新モデル発表から1〜3ヶ月が値下がりのピークになることが多いです。
Amazonプライムデー(7月・10月頃)は年に2回の大型セールで、 エントリーモデルが20〜30%オフになることがよくあります。 ブラックフライデー(11月下旬)は年間最安値を更新する製品も多く、 年末の購入を考えている方にはベストなタイミングです。
年末年始の初売りや決算期(3月・9月頃)のセールも見逃せません。
本サイトの活用
本サイトでは各製品の価格推移をグラフで確認できます。 過去の最安値と現在価格を比較して、今が買い時かどうかを判断しましょう。 フリマサイトの価格も追跡しているので、新品と中古の価格差も一目でわかります。
購入前の最終チェックリスト
いい製品が見つかったら、購入前にこの5つのポイントだけ確認しておきましょう。
用途とのマッチング
通勤・通学で使うならNC搭載が断然おすすめです。騒音環境でも音量を上げずに 済むため、耳への負担も軽減されます。運動用ならIPX4以上の防水イヤホンを。 Web会議で使う予定があるなら、マイク性能のレビューもチェックしておきましょう。 動画やゲームを楽しむなら、低遅延モード(aptX Adaptive、LC3、ゲームモード等) の有無も確認しておくと安心です。
スマートフォンとの相性
iPhoneユーザーはAAC対応を確認(ほぼすべての製品が対応しているので心配なし)。 Androidユーザーは、せっかくなのでLDACやaptX対応の製品を選ぶと 高音質コーデックの恩恵を受けられます。 AirPodsシリーズはiPhoneとの連携が圧倒的に便利ですが、 Androidでは多くの連携機能が使えないので注意が必要です。
装着感の確認
可能であれば、家電量販店の店頭で試着してみてください。 特にイヤホンはイヤーピースのサイズが合わないとNC効果が半減し、 音質にも大きく影響します。 ヘッドフォンはイヤーパッドが耳を完全に覆うサイズかどうかがポイントです。
保証・アフターサービス
メーカー保証期間(通常1年)を確認しておきましょう。 ヘッドフォンのイヤーパッドやイヤホンのイヤーピースは消耗品です。 交換パーツが入手しやすいかどうかも長く使ううえで大切なポイントです。
アプリ対応
Sony Headphones Connect、JBL Headphonesなど、メーカー専用アプリに 対応している製品はイコライザー調整やNC設定の変更ができて便利です。 エントリーモデルでもアプリ対応の製品が増えているので、チェックしてみてください。
よくある質問
- Q: 安いヘッドフォンでも音質は良いですか?
- A: 2万円以下でも十分に良い音質の製品は多くあります。 特にSony WH-CH720Nは統合プロセッサーV1を搭載しており、 かつてのフラグシップに搭載されていた技術がこの価格帯に降りてきています。 What Hi-Fi?は「価格を考えれば出色の音質」と評価しています。 ただし、高音質コーデック(LDAC等)対応は上位モデルに限られる傾向があるため、 Androidユーザーでハイレゾ音質を求める場合は1.5万円以上の製品を検討しましょう。 iPhoneユーザーはAACでの接続になるため、コーデック面での差は気にならないでしょう。 音の好みは個人差があるので、可能であれば店頭での試聴をおすすめします。
- Q: NC搭載とNC非搭載、どちらを選ぶべき?
- A: 通勤・通学で電車やバスを使う方にはNC搭載を強くおすすめします。 NCがあると騒音環境でも音量を上げずに音楽を楽しめるので、 耳への負担が軽減され、長期的な聴力保護にもつながります。 WHO(世界保健機関)も、騒音環境での音量の上げすぎによる聴力リスクを指摘しています。 一方、自宅や静かなオフィスでの使用が中心ならNC非搭載でも問題ありません。 NC非搭載のSony WH-CH520は50時間というバッテリー持ちの長さが魅力で、 充電の手間を減らしたい方にはむしろこちらの方が便利です。 予算差は3,000〜5,000円程度なので、通勤で使う可能性があるなら NC搭載モデルを選んでおくと後悔が少ないでしょう。
- Q: セール時期はいつですか?
- A: 大きなセールは年に数回あります。Amazonプライムデー(7月・10月頃)、 ブラックフライデー(11月下旬)、年末年始の初売り、そして決算期(3月・9月頃)が 主な狙い目です。エントリーモデルはこれらのセールで20〜30%オフになることが多く、 たとえばWH-CH720Nが1万円を切るケースも珍しくありません。 加えて、新モデル発売直後は旧モデルが大幅に値下がりします。 各メーカーの新製品発表時期を把握しておくと、先回りして安く買えるチャンスが増えます。 本サイトの価格推移グラフで過去の最安値と現在価格を比較してみてください。
- Q: 有名メーカーと新興メーカー、どちらが良い?
- A: 初めての購入なら、Sony、Bose、JBL、Sennheiser、Appleといった 有名メーカーのエントリーモデルをおすすめします。 品質管理がしっかりしており、専用アプリでのファームウェア更新やNC設定など ソフトウェア面の充実度が段違いです。アフターサービスや修理対応も安心です。 新興メーカーの製品はスペックシートの数字だけ見ると魅力的に見えることがありますが、 実際の音質やNC性能は数値では測れない部分が大きく、 レビューサイトで評価されていない製品は判断が難しいのが実情です。 また、初期不良時のサポート体制が不十分だったり、 ファームウェアアップデートが提供されないケースもあります。 有名メーカーのエントリーモデルなら1万円前後で十分な品質が手に入るので、 価格メリットの小さい新興メーカーをわざわざ選ぶ理由は少ないでしょう。
- Q: 中古品は買っても大丈夫?
- A: 中古品は価格面で大きな魅力がありますが、いくつか注意点があります。 まずイヤーパッドやイヤーピースは消耗品で、直接肌に触れるため衛生面が気になります。 購入したら新品のイヤーピースに交換するのがおすすめです(純正品でも互換品でもOK)。 最も気をつけたいのはバッテリーの劣化です。ワイヤレス製品のバッテリーは 充放電を繰り返すと徐々に容量が減っていきます。 購入から2年以上経過した製品は、公称値の70〜80%程度しかバッテリーが持たない 可能性があります。出品者に購入時期と使用頻度を確認しておきましょう。 フリマサイトでの購入時は、偽物のリスクにも注意が必要です。 特にAirPodsやSony WFシリーズは偽物が多く出回っています。 本サイトのフリマガイドも参考にしてみてください。













